マイタケ抽出脂質「グリピン」のヒアルロン酸産生促進効果

2009年09月06日

2009年6月11日(木)から月12日(金)に東京・ヤクルトホールにて開催された第34回日本香粧品学会では、東京薬科大学伊東教授の研究グループと株式会社ハイマートによってマイタケ抽出脂質「グリピン」のヒアルロン酸産生促進効果の研究報告がされました。

マイタケエタノール抽出エキスによるヒアルロン酸産生促進作用

長尾美枝1,2,加藤雄也1,2,佐藤隆2,伊東晃2,高橋雅夫1 3
  1. 株式会社ハイマートy
  2. 東京薬大・薬・生化
まとめ
  • ● ヒト線維芽細胞においてマイタケエキスは濃度依存的にHAS-2 mRNA発現を促進した
  • ● HAS-2遺伝子発現促進に伴い培養液中のヒアルロン酸量がマイタケエキス処理により増加した
  • ● このヒアルロン酸量の増加は,ヒアルロン酸合成酵素阻害剤の4-メチルウンベリフェロンにより濃度依存的に抑制された
  • ● マイタケエキスはI型コラーゲンa1およびエラスチン遺伝子発現には影響しないことが判明した
  • ● ヒト表皮細胞においてマイタケエキスはHAS-2およびHAS-3 mRNA発現を促進した
日本香粧品学会について

1976年に化粧品研究者、薬学研究者、皮膚科医が共同で活動を始めた学会。化粧品の安全性、有用性に関するテーマを中心に香粧品学研究の主要機関として、21世紀を生きる多くの人が必要とする化粧品とその情報を届ける役割を担っている。

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