約5年の研究開発により生乳から生成した、初乳と同等の効果を持つIgG含有濃縮乳清タンパク「IgG25+免疫ミルク」は、本邦初の原料として高い評価を得ています。
約5年の研究開発により生乳から生成した、初乳と同等の効果を持つIgG含有濃縮乳清タンパク「IgG25+免疫ミルク」は、本邦初の原料として高い評価を得ています。
昔から日本では母乳で育った子供は丈夫で病気にかかりにくいと言われてきた。これは、出産後の母乳(初乳)に多く含まれる高濃度の免疫因子が赤ちゃんの免疫力をはぐくみ、外部からの感染に抵抗力をつけるためと言われている。またウシの初乳はウシだけでなく、人間にも重要な免疫因子を含むことが知られており、諸外国では、古くから幅広く愛用されてきている。
インドの伝統医学アーユルヴェーダにはその効果が示されており、スカンジナビア諸国では何百年の間、健康を祝してコロストラムプリンやコロストラムデザートなるものが作られてきた。1920年代に英国の医師アレキサンダーフレミングによってペニシリンが発見されたが、ペニシリン発見以前のアメリカでは初乳食材が抗生物質の代わりとして好んで食されていたそうである。
ヨーロッパでは、18世紀後期から初乳コロストラムの研究が開始され、今日においては数多くの科学的・臨床学的研究が発表されており、Center for Nutritional Researchには、初乳に対する専門家の高い評価が寄せられている。
実際、我が国の酪農関連者の間でも初乳がいかに優れた食材であるかは周知の事実であり、酪農家たちの多くは自家製に初乳をアレンジして健康維持の為に食しているそうである。一方、本邦には、乳及び乳製品の規格等に関する省令(乳等省令・ 昭和26年12月27日厚生省令第52号)により分娩後5日以内の牛から搾取してはならないと決められており、この期間の初乳は食材としての流通が難しくなっている。
弊社が2017年秋から輸入をはじめたニュージーランド産「IgG25+免疫ミルク」は約5年にわたるNew Zealand Seperex Nutritionals 社との研究開発により生乳から生成した初乳と同等の効果を持つIgG含有濃縮乳清タンパクで、本邦初の原料として高い評価を頂いている。供給が豊富な生乳を利用しているため安定供給とともに市場性のある価格設定が可能な原料として注目されているものである。
製造工程であるが、まず、搾乳した生乳から、ホエイタンパクを抽出、さらに脂肪分を分離し、有効成分濃度を高めたのちにパステライザーで低温殺菌処理を施し、その後二度の特殊なUF(ウルトラフィルトレーション)を行い、副産物を除去し更に有効濃度を高めたのちに、最新のスプレードライ製法による溶性の高い細やかな粒子化を行い、HACCP(ハセップ)の重要管理点である金属探知などの工程を得たのち最終製品が届けられる。
本製品には1グラムあたり、IgGが250mg以上、s-IgAが7.5mg以上、ラクトフェリンが5mg以上含有されており、これらは我々の免疫力を保持するために重要な役割を担ってくれる因子である。
免疫には、生まれつき備わっている「自然免疫」と生きていく中で獲得する「獲得免疫」がある。自然免疫がまず、細菌やウイルスに対して働き、それによって取り逃したものを後天的に身に着いた獲得免疫が処理する。
「自然免疫」は、原始的な防御システムで、マクロファージや好中球といった自然免疫担当細胞が、病原菌などを貪食することで排除する。一方「獲得免疫」は、進化した動物で見られる防御システムでB細胞や抗体が関与し病原菌を排除する「体液性免疫」と、細胞障害性T細胞(CTL)などが関与して細菌・ウイルス等に感染した細胞をそれごと破壊する「細胞性免疫」に分類される。
体液性免疫において大きな役割を担っている抗体は、B細胞が分化した「形質細胞」により産生される糖タンパク分子であり特定のたんぱく質分子(抗原)を認識して結合する働きを持つものである。一種類のB細胞は一種類の抗体しか作れず、また一種類の抗体は一種類の抗原しか認識できない。そのため人の体内では、莫大な量のB細胞がそれぞれ異なる抗体を作り出し様々な抗原に対処していると言われる。
抗体はY字型の4本鎖構造を基本構造としている。 Y字下半分の縦棒部分からなるFc領域は左右2つの重鎖からなり、白血球やマクロファージなどの食細胞はこの部分と結合し抗原(病原菌)を処理している。(オプソニン作用) Fab領域と呼ばれるY字の上半分、V字の先端部分が抗原と結合する部分である。ここは多様な抗原に結合できるようにアミノ酸配列に多彩な変化が見られる部分であり、この先端に近い半分、可変領域(V領域)のうち、軽鎖の可変領域をVL領域、重鎖の可変領域をVH領域と呼んでいる。
B細胞に分化する前の細胞の遺伝子はVH部分をコードするものに、VH遺伝子部分、DH遺伝子部分、JH遺伝子部分の3つがあり、この3つの遺伝子部分はそれぞれ可変領域の遺伝子断片が複数個コードされている。この複数個コードされているもののうち、それぞれ3つの部分から一種類ずつが選ばれてVH領域は組み立てられる。
VL部分をコードする遺伝子は、VL遺伝子部分、JL遺伝子部分の2つの部分からなり、その2つの部分の組み合わせに先ほどのVH部分の組み合わせを掛け合わせるとそれは莫大な数となってくるが、そういった、重鎖のV、D、J、軽鎖のVとJの遺伝子断片の組み合わせで多様な遺伝子をもつB細胞ができ、それぞれ異なった種類のB細胞がそれぞれ異なった抗体を作ることで多様な抗体がつくられることになる。(V(D)J遺伝子再構成)。これが、1つの抗体(1つのB細胞)がたった1つの抗原にしか結合できないのに、この世に多数存在する抗原に対して対抗する抗体が用意されてくる仕組みである。
抗体にはIgM,IgA,IgD,IgE,IgGの5種類が現在知られており、もともとすべてのB細胞の表面には、IgMが存在している。しかし、IgMのままでは、オプソニン化や中和抗体としての働きは弱いため、目的に応じてそれぞれのクラスの抗体に変化させる必要性があり、B細胞が形質細胞に分化する過程で、抗体のクラスが「M」から他のクラスに変わる、いわゆる「クラススイッチ」が行われる。このクラススイッチの一番の大きな目標は、細菌防御に必要なオプソニン効果の高いIgGにスイッチさせることである。
IgGは病原菌と闘い排除する点では、哺乳動物の代表たる免疫抗体ともいえる。 IgGはさまざまな抗原と結合し、中和作用、オプソニン作用、補体活性化作用などにより、細菌やウイルスなどを処理している。
中和作用とは、抗体が抗原の周りを取り囲んで毒になる部分を覆い隠し、ウイルスの場合は細胞の受容体に結合できなくなり、感染できなくさせること。細菌が作り出す毒素も、抗体で中和する。
オプソニン効果では、抗体が細菌に結合することでマクロファージなどの貪食細胞に異物として取り込まれやすくなる。マクロファージなどが、食べやすいように、おいしく「味付け」するという意味でオプソニン効果と呼ばれている。
補体活性化作用では、抗体が細菌と結合する事で補体が次々と活性化してドーナツのように結合した物質「膜侵襲複合体」を作り細菌の細胞膜に結合して穴をあけ細菌を破壊する。 IgE・IgDに関しては、これらの働きをどれも殆ど持ち備えておらず、IgMにおいては補体活性化作用は強いがそれ以外は弱い。またIgAは中和作用には長けているがそれ以外は程々であり、これら3つの機能を程よく持ち備えているのはIgGのみである。
またIgGは、自ら体液性免疫の一員でありながら細胞性免疫や自然免疫を賦活する作用があるとも言われている。信州大学大学院農学研究科のマウスを使った研究で、飼料にIgGを添加することによりマクロファージや樹状細胞の割合およびナチュラルキラー細胞の割合が有意に増加するとともに、それらの殺菌能やヒト白血病株化細胞に対する傷害能が増強することが示されている。マクロファージおよび樹状細胞は,Fcγ受容体(FcγR)Ⅰ,FcγRⅡおよびFcγRⅢなどのIgGのFc領域と結合する受容体を有している(Daeron 1997)。また,FcγRⅠおよびFcγRⅢにIgGが結合すると,マクロファージおよび樹状細胞の成熟やIL-12の生産が誘導される(Ravetch & Bolland2001; Dhodapkar et al. 2005)。それ故に、IgGは認識している病原菌による感染を防御するとともに,獲得液性免疫応答を抑制し,自然細胞性免疫を促進することが示されている。
「IgG25+免疫ミルク」に含有されるIgG抗体は、腸において、様々な菌の腸管への接着を抑制し、腸内環境を正常に保つことが期待されている。
ヒトの腸管内には、総数100兆個にも及ぶ腸内細菌がバランスよく棲み付いていてお互いに助け合いながら小宇宙のような生態系「腸内フローラ」(腸内細菌叢)を作り上げている。
こうした腸内細菌叢は過去の研究で、糖尿病や肥満、癌、アレルギー、肌のしわ、さらには性格にまで影響を及ぼして私達の健康を左右していることが既に解明されている。例えば、腸内細菌叢が乱れると、毒素を作る病原菌が増え腸の細胞が活力を失いバリア機能が低下してしまう。それはいずれリーキーガットを引き起こし、血液中に菌の毒素などが漏れ出すことで必要以上の炎症サイトカインが放出される。やがてその炎症サイトカインは全身に弱い炎症を引き起こし、それが糖尿病、動脈硬化、癌などの様々な病気に繋がっていく。そういった危険な状態が起こらないような予防策として「IgG25+免疫ミルク」は腸において様々な菌の腸管への接着を抑制し,腸内環境を正常に保つことが期待されている。
また近年では、この腸内環境を構成している細菌達が私達の遺伝子発現にまで影響を及ぼしているといった研究が発表されている。私達の腸で暮らす細菌たちは私達が食べたものをエサとして短鎖脂肪酸を作り出し、この短鎖脂肪酸が、肥満予防、血糖値改善、免疫調節など様々な私たちの健康維持に役立つ作用を及ぼしている事が近年解明されてきたが、今回は、私たちの遺伝子制御にも影響を及ぼしている可能性が示唆されている。私たちの遺伝情報のもととなるDNAはヒストンというたんぱく質に巻き付いてヌクレオソームを構成しそれらによるクロマチン線維が折りたたまれて染色体を作っている。このヒストンの修飾は、遺伝子発現を制御するうえで重大な役割を果たしているが、HDAC(ヒストン脱アセチル化酵素)とはヒストン からアセチル基を除去する酵素で、DNAのヒストンへの巻付を保持し遺伝子転写を抑制する働きをもつ。この研究によると、短鎖脂肪酸がこのHDACsを抑制する事で、ヒストンのクロトニル化を亢進させ、このクロトニル化の変化が遺伝子発現に影響を及ぼしているといった事であった。(クロトニル化は近年発見された新たなヒストン翻訳後修飾)。また過去の研究でHDAC2亢進が直腸がんリスクの増加と関連している事も示唆されており、腸におけるクロトニル化の制御が発がん予防に寄与するのではといった内容も示されていた。人間と腸内細菌は「共存」関係であると近年では言われるようになっていたが、腸内細菌が私たちの遺伝子までコントロールとなると「共存」以上の関係性を感じ、これまで以上の腸内環境の健全維持が重要に思えてくる。
ところで、この生乳から作られたIgGは抗体、つまりタンパク質であるのだから、食事として食べて無事に腸まで届き期待通り作用してくれるのだろうか?という疑問が生じる方も多いと思うが、ニュージーランド国立マッセイ大学の子豚を使った研究によると、この乳由来のIgG、胃酸の洗礼を受けながらも無事に多くのIgGが小腸に届くことが確認されている。またこの免疫ミルクを飲ませた子豚の小腸絨毛が標準食を与えた子豚の小腸絨毛と比べて明らかに長くなり、小腸機能が向上したことも研究により示されている(Massey University, NZ, Dr J.R.Pluske)
一見、腸は身体の内側のように見えて、実はいつも外界にさらされている場所である。生体防御の第一線であるこの腸で、粘膜防御に従事している重要な液性分子が分泌型IgAである。この分泌型IgAの産生誘導に腸内の常在菌が関与している事がメタゲノム解析に基づく研究で理解されてきてからというもの、プロバイオティクス業界で得に注目されている抗体である。s-IgA(分泌型IgA)とはIgA抗体が2つくっ付いたもので、粘膜ではIgA抗体の殆どがこの2量体という形で存在している。
昨今では、私たちの腸内に住む「腸内細菌」自体が、私たちの「新たな臓器」とまで言われるまでに注目されているが、この私たちに恩恵をもたらしてくれている共存の腸内細菌を、長い進化の過程を通して、選び抜き保護する役割をも果たしているといわれるs-IgAである。
ラクトフェリンも免疫力保持の為に役立つ栄養素の一つで、鉄と結合する性質により様々な作用を持っている。ウイルスが成長するために必要とされる鉄イオンを奪う事により、抗菌・抗ウイルス作用を発揮しノロウイルス胃腸炎の発症予防、胃ピロリ菌の抑制、風邪の発症予防、歯周病改善など、感染症から、体を守る働きがある。またこの鉄の吸収調節作用により貧血を改善するともいわれている。腸内においては悪玉菌から鉄を奪いとり腸内細菌のバランスを整え、自然免疫で活躍するナチュラルキラー細胞の働きを高める働きにより免疫力を整える作用も保持している。
「IgG25+免疫ミルク」は、これら3つの成分、IgG、s-IgA、ラクトフェリンがお互いに作用することで様々な効果を発揮していく。
乳由来IgGによる細菌感染防御作用に関しては海外での研究で以前から発表されていたが、2018年、「IgG25+免疫ミルク」を用いた順天堂大学での研究により、年々増加傾向にある高齢者の間で特に問題となる結核に似た肺疾患、非結核性抗酸菌症に対する効果も確認され、さらに、サルモネラ菌やO157に対する効果の強さも再確認された。この研究内容は2019年6月、アメリカの科学雑誌『Foods Science & Nutrition』に掲載される。
最近では体内の臓器がお互いにネットワークを持ちコミュニケーションを取り合う事で、私達の体は成り立っている事が言われるようになってきた。
腸における神経細胞の数は、脳に次いで二番目に多く腸は第二の脳とも言われている。腸内細菌が作る物質の中には神経細胞を刺激するものも数多くありそうした刺激により生まれた電気信号は脳に伝わり感情や人格にまで影響を与えている事が解って来ている。腸は心の状態ともネットワークを持つ重要な臓器としても注目されている。
また腸は全身の免疫細胞の約70%が存在する場所でもある。腸は食べ物と共に外からの有害物質や病原菌などあらゆる外敵が侵入してくるため異物を食い止める関所として全身のリンパ球が集結しているのである。有害物質が入ってくると免疫細胞の働きで粘膜免疫の主役「IgA抗体」を作りだして防御するが、この際、腸内細菌叢が乱れていると「IgA抗体」の生産がうまくいかないといわれる。無菌状態で飼育したマウス(無菌マウス)では、腸管免疫系の発達が悪く、パイエル板や孤立リンパ小節などの腸管関連リンパ組織が非常に小さくまた数も少ないことが知られている。粘膜の主要抗体であるIgAを作る形質細胞や、制御性T細胞の数も無菌環境では非常に減少していることが様々な研究で示されている。
現代人の多くは、過度のストレス、行き過ぎた清潔志向などにより腸管免疫が低下しIgAが減少、その結果、病原菌の排除ができにくい、アレルギーなどの症状を発症しやすい体質になっている、と言われている。
「IgG25+免疫ミルク」を摂取する事はIgGにより病原菌を除きs-IgAの不足を補い、乱れた腸内細菌叢のバランスを整え腸管免疫を適切に活性化し全身の免疫機能正常化に繋げていくと考えられる。「IgG25免疫ミルク」は便秘症状の改善、花粉症等アレルギー性疾患の改善効果への有用性が言われている。またアトピー性皮膚炎の炎症部位は、カンジダ・アルビカンス、黄色ブドウ球菌の感染を受けて悪化すると言われるが「IgG25+免疫ミルク」はカンジダ・アルビカンス並びに黄色ブドウ球菌に対する効果が示されている。慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因ともなるヘリコバクターピロリ菌に対する有効性も示されている。IgG含有濃縮乳清タンパクの様々な働きに関しては数多くの論文が出ており、コレステロール低減等の有用性に関する論文などがリリースされている
一般に免疫力は、加齢やストレスなどによって低下していく。免疫力が低下すると疲れ・肌荒れなどの不調が起こり始め、風邪やウイルス感染などが起こりやすくなる。さらにはガンや肺炎など生命にかかわる病気に罹る危険性も高まってしまう。免疫力は健康を維持する上で重要なもので、免疫力が高ければ病気にも罹り難いしたとえ罹ったとしても回復は早い。身体を病気から守る免疫力は、20代でピークを迎えそれから徐々に低下して40代ではピーク時の半分70代では1割程度まで落ちてしまうといわれている。O-157大腸菌やノロウイルスによる集団感染などでも高齢者を中心に犠牲者が出てしまうのは免疫力の低下も関係していると考えられている。
「IgG25+免疫ミルク」は、腸内細菌叢を整え年齢と共に衰える免疫力を保持するのを助ける働きを持つサプリメントである。海外でこの商品に相当する「コロストラム製品」は、日々の摂取で爪や肌がきれいになった、風邪をひきにくくなったという口コミも多く、Colostrum Three Times More Effective than Flue Vaccine(2016.Oct Dr Jeffrey ach, MD)(コロストラムはインフルエンザ予防接種よりも3倍効果が高い)といった記事も出ている代物である。また良質なタンパク源ゆえに筋肉を形成維持する目的でアスリートの愛用者も多い素材である。「IgG25+免疫ミルク」も同様で、腸内環境を整え全身の免疫力強化のみならず高齢者にとってはサルコペニアの予防にも貢献できるホエイ蛋白素材のサプリメントである。
日本の様に公的医療保険を持たないアメリカでは、病気にかかる前に予防する予防医学の考えが浸透している。日本では認められていないこの初乳製品がアメリカでは、FDA(Food and Drug Administration)によって認可を受けて広く流通している理由はIgG含有サプリメントによりさまざまな日和見感染が予防できるため受診率を大きく減らす事ができたデータに基づいていると言われている。
私達の体には、100兆個以上にも及ぶ菌が存在している。そして、土壌1g中には微生物が億単位でいるとも言われている。これらの菌は人体に有害なものばかりではなく、例えば表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)のように我々の鼻腔や表皮に常在し、他の病原菌から表皮を守るバリアの役目を果たしている菌など有益な菌も多く存在する。しかしこうした通常は非病原性の菌が,免疫力の低下した高齢者等の日和見感染の原因となったりするのである。
日和見感染とは、健康な状態では感染しない病原菌が原因で発症する感染症で、健康な時は無害だが、免疫力がおちた時は大変危険なものとなる。普段から、皮膚粘膜、口腔内、腸に常在している健康な時は問題を起こさない細菌群が、日和見菌になり得るかどうかについては人それぞれ日々の免疫力の状況によって異なってくる。
ところで腸内細菌叢を形成している腸内細菌においては「善玉菌」と「悪玉菌」を良く耳にするが実はその二つよりも腸内での生息数が圧倒的に多いのがどっちつかずの「日和見菌」である。(最近では善玉悪玉という分類は敬遠されがちでもあるがここでは敢えてわかりやすく善玉、悪玉という用語を使用させて頂いた。)腸内における善玉菌、悪玉菌、日和見菌の比率は、それぞれ、2:1:7といわれており、腸内細菌の殆どが日和見菌である。この日和見菌、普段は、身体に特に影響を及ぼさないのだが、善玉菌と悪玉菌のうち、どちらか活動が優勢になった細菌と同じ働きをする性質を持っている。
善玉菌優勢なら善玉菌のように働き、悪玉菌優勢なら悪玉菌のように働く、それが日和見菌である。日和見感染と日和見菌に直接関連性があるわけではないが、普段は無害な存在でありながら、弱ったところに追い打ちをかけるという挙動は同じである。
「IgG25+免疫ミルク」により腸内細菌叢を善玉菌優勢にし、日和見菌を味方につけた腸内環境は日和見感染防止の為に最も重要な免疫力を高める事に繋がることになる。これは、免疫力の弱い小児や高齢者にはとても大切なことである。
発売から1年以上経ち、現在まで大変な好評を頂いている「IgG25+免疫ミルク」であるが、現在までの評判としては、効果の発現が早く3日から1週間も飲めば、自覚症状が感じられるとのことである。昨年末にノロウイルスに感染し服用された方によると、前日までは激しくもどしていたのに服用した翌日はすっかり回復して仕事再開ができたというレビューもいただいている。AIの進化によりビッグデータ解析がスピードアップしたことでiPS細胞等の遺伝子細胞再生医療の発展、それにより不治の病と言われていたガンが完治する時代も近いといわれる昨今、今後問題となるのは次々と現れる新種の感染症といわれている。
そういった感染症に罹ってしまう前に、重大な病気から私たちを予防してくれる免疫。その免疫をサポートするサプリメントして生乳から生成した「IgG25+免疫ミルク」を紹介した。